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超良血エラーカム、仕切り直しのG2ヨークSで結果出せず

2018年07月29日 12:45

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 現地28日に英G2ヨークステークス(3歳以上、芝10ハロン)がヨーク競馬場で行われ、7頭立ての最後方から末脚勝負に徹したサンダリングブルーがゴール寸前で差し切り重賞初制覇を飾った。

 クビ差の2着にブロロッコが入線。英愛2000ギニーでの連敗から仕切り直したフランケル産駒の超良血馬エラーカムは、残り1ハロンで抜け出すも最後に脚が上がり、さらにクビ差の3着に敗れた。

 サンダリングブルーはエクスチェンジレート産駒の5歳セン馬で、昨年7月にハンデ戦で未勝利を脱出してからも一貫してハンデ戦に出走し続け、今回が初めての重賞挑戦だった。

 サンダリングブルーとともに自身初の重賞勝利となったD.ムニュイジエ調教師は「信じられない。まだ実感が湧かない。彼は5歳馬だがどんどん成長している」と歓喜。「前走(ヨークのハンデ戦で2着)はここで非常に不運な内容になったから今日はリベンジだったんだ」「彼にはヨークが合っているみたいだし(英インターナショナルステークスに)使わない理由があるかい?」と次戦でのG1挑戦に意欲を見せていた。

 また、惜しくも3着に終わったエラーカムについて馬主のハムダン殿下の代理人は「見た感じでは距離がもたなかったようです」と初挑戦となった10ハロン以上の距離に敗因を求めていた。