英G1サセックスS、トゥーダーンホットがサーカスマキシマスに競り勝ち

2019年08月01日 11:53

 現地31日、英グッドウッド競馬場にてG1サセックスステークス(芝8ハロン)が行われ、L.デットーリ騎乗のトゥーダーンホットがサーカスマキシマスとのマッチレースを制した。

 レースは逃げ馬の直後に付けたサーカスマキシマスが直線で早めに先頭に。トゥーダーンホットは馬群の内側で位置取りが苦しくなったが、デットーリ騎手が外目に持ち出して進路を確保すると猛追開始。サーカスマキシマスに並びかけると激しい叩き合いの末に半馬身差をつけてゴールに飛び込んだ。

 2着はサーカスマキシマス。3着は後方から追い込んできた4歳牝馬アイキャンフライだった。

 J.ゴスデン厩舎のドバウィ産駒トゥーダーンホットは2歳時にデビュー4連勝で英G1デューハーストステークスを制し、欧州最優秀2歳牡馬に選出。3歳となった今年はアクシデントでローテーションに狂いが生じた影響もあって3連敗を喫したが、7ハロンに距離短縮した前走の仏G1ジャンプラ賞で復活勝利。そしてマイルに戻した今回で通算3回目のG1制覇となった。

 なおゴスデン調教師は、トゥーダーンホットの今季限りでの引退を示唆。「来年も調教を続けるとは思わない。2歳王者が3歳になってG1を2勝し、それ以上も期待できるんだから、彼は仕事をやり遂げたと思う」と話している。