KYダービーに大型ゲート導入か、20頭立てへの警鐘も

2019年08月29日 11:12

 現在は2つのゲートを使って20頭立てで行われている米G1ケンタッキーダービーだが、近い将来に大型のゲート1つでレースを行う可能性が浮上している。

 競馬メディア『Horse Racing Nation』によると、KYダービーが行われるチャーチルダウンズ競馬場の関係者が、24頭立てゲートを使用している英ヨーク競馬場を訪問したという。現在のKYダービーでは、それぞれのゲートの間におよそ10~15フィート(約3~4.5メートル)の余分なスペースが生じてしまうため、外枠の馬がより不利になっている。

 また、米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、M.キャシー調教師はこの報を歓迎。2つのゲートを使う現状よりも安全性が増すとの見方を示したという。

 一方、今年のKYダービーで1位入線しながら他馬の進路妨害で17着降着となったマキシマムセキュリティの陣営は、20頭もの多頭数でのレースをチャーチルダウンズ競馬場で行うこと自体に警鐘を鳴らしている。