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【ケンタッキーダービー】伏兵カントリーハウスが繰り上がりVの大波乱 マスターフェンサーは激走6着

2019年05月05日 10:32

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 現地4日、米チャーチルダウンズ競馬場で行われたG1ケンタッキーダービー(3歳、ダート10ハロン)に日本からマスターフェンサー(6番人気)が出走。馬場に水の浮く悪コンディションの中を最後方追走から最終コーナーで馬群の中に突っ込み、ラチ沿い付近を鋭進して勝ち馬から3馬身圏内の6着に迫る見事な走りを披露した。

 レースは日本発売1番人気のマキシマムセキュリティが逃げ切る形でゴールを駆け抜けたものの、最終コーナーでロングレンジトディの進路を妨害したため17着に降着。2番手入線の14番人気カントリーハウスが1着に繰り上がり、3/4馬身差の2着に11番人気コードオブオナー、さらに3/4馬身差の3着に4番人気タシトゥスの順で決着する大波乱の幕切れとなった。走破時計は2分3秒93(Sloppy)。

 7番枠からゲートを決めたマキシマムセキュリティに外からロングレンジトディ、ボーディエクスプレスが並ぶようにして1コーナーに向かい、最内枠のウォーオブウィルも加わり先行態勢。他馬も離れず続いて向正面では団子状態となり、インプロバブルやカントリーハウス、コードオブオナーは先行勢を見ながら中団を形成する。さらにウィンウィンウィンとタシトゥス、ゲームウィナーが後ろ寄りから続き、マスターフェンサーは終始最後方からの追走となった。

 マキシマムセキュリティは1馬身のリードで最終コーナーを迎えたが、外へ4、5頭分ふくらみウォーオブウィルを押圧。外から進出してきたカントリーハウスとの間にロングレンジトディが挟まれて失速する。大きく開いた内からコードオブオナーが先頭をうかがい、外からインプロバブルとタシトゥス、ゲームウィナーが追撃。内ではマスターフェンサーも急追を見せる中、マキシマムセキュリティは体勢を立て直してカントリーハウスを突き放し、1馬身3/4差をつけてゴールしたもののまさかの結末となった。

※人気は日本発売分