ニュージーランドの強豪マディソンカウンティ、米C.ブラウン厩舎へ移籍

2019年11月13日 12:55

 昨シーズンのニュージーランド2000ギニーを制し、現地の最優秀3歳馬に輝いたマディソンカウンティが、アメリカのC.ブラウン厩舎へ移籍することになった。地元メディアの『racingnews』が12日付けで報じている。

 マディソンカウンティは昨年11月の2000ギニー、今年1月のレヴィンクラシックとニュージーランドのG1レースを連勝。その実績とともに3月から豪州に遠征し、4月にはオーストラリアンダービーで2着となるなど、オセアニア地域の3歳戦線をリードした。しかし、明け4歳を迎えた今季は9月の初戦から、3戦してG1トゥーラックハンデキャップでの7着が最高と精彩を欠いた。

 同馬を所有するチャイナホースクラブのマネージャーは、マディソンカウンティがセン馬であるため、幅広くチャレンジする機会を得たいとし、アメリカには芝レースを走る機会が年間を通じて豊富にあると狙いを明かしている。

 なお、今回の移籍はチャイナホースクラブにとってテストケースになるが、過去にはハッピーアンユーノウイットやブラックマンバがニュージーランドからアメリカに移籍してG1勝ちを果たすなど数々の成功例がある。