​薬物禁止のペガサスWC、名短距離馬ランハッピー陣営がスポンサーに

2019年12月23日 11:15

 来年1月25日に米ガルフストリームパーク競馬場にて行われるG1ペガサスワールドカップおよびG1ペガサスワールドカップターフを主催するストロナック・グループ(TSG)は、両レースのスポンサーにかつて短距離レースで活躍した名馬ランハッピーのオーナーグループがついたことを発表した。

 両G1は今年から開催要項を変更し、米競馬界では広く認められているラシックスなどの薬物使用を禁止することに。一方でランハッピーは2015年にラシックスに頼らずブリーダーズカップスプリントなど3つのG1を含む6連勝を達成して同年の最優秀短距離馬に選出されるなど、通算10戦7勝の成績を残して種牡馬入り。来年に初年度産駒がデビューを予定している。

 米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、ランハッピーのオーナーだったJ.マッキングベール氏は「薬物禁止レースのスポンサーになることは、ランハッピーを誇りに思う私たちにとって完ぺきなパートナーシップだ」と語っている。