英グッドウッド競馬場で現地28日に行われたG2レノックスステークス（3歳以上、芝7ハロン）は、好スタートから後方3番手に控えた1番人気のスペースブルースが、直線で大外から2馬身突き抜け快勝した。

　中団のラチ沿いから馬群を割った3番人気のデュークオブハザードが2着、さらに1/2馬身差の3着に10番人気のエスコバーが続き、2番人気のセーフヴォワヤージュは3番手から進路の確保に手間取り4着に終わった。

　ゴドルフィンが所有するスペースブルースは前走のG3ポルトマイヨ賞に続き2度目の重賞制覇。今季は初戦から土つかずの3連勝としている。

　C.アップルビー調教師は「私はまだ彼のことを“女性的な”ドバウィ産駒といっているのだけど、輸送を苦にしないし7ハロンのスペシャリストに成長してきた」「6ハロン半のモーリスドゲスト賞は良さそうだね。ペースが流れればひょっとするよ」と、今後の回復を条件として昨年3着に敗れている仏G1を次戦に挙げた。