紅一点のスイススカイダイバー、KYダービー馬ねじ伏せプリークネスSを制覇!
2020年10月04日 13:00
今年で145回目の米G1プリークネスステークス(3歳、ダート9.5ハロン)が現地3日にピムリコ競馬場で行われ、好位の内につけた紅一点のスイススカイダイバー(6番人気)が最終コーナーを前に進出すると、先頭のケンタッキーダービー馬オーセンティック(1番人気)に内から並び掛け、直線一杯に叩き合った末にクビ差ねじ伏せた。
9馬身3/4差離れた3着争いは、中団後方を進んだ10番人気のヘスースチームが、先行集団から粘り込む2番人気アートコレクターを捕らえて決着した(アタマ差)。
スイススカイダイバーは8月のアラバマステークスに続く2度目のG1制覇で通算5度目の重賞勝ち。牝馬のプリークネスS制覇は2009年のレイチェルアレクサンドラ以来、史上6頭目の快挙で、殊勲のR.アルバラード騎手は2007年(カーリン)に続く2勝目、K.マクピーク調教師はプリークネスS初制覇となった。
同日付けの米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、レース後のマクピーク師は「今週はロビー(アルバラード騎手)と一緒だった。我々は一緒に朝食を食べ、昼食も夕食も一緒だったんだ」「我々は同じ方向へ船を漕いでいたし、おまじないはいい感じに利いていたよ」「それほど張り詰めてはいなかった。準備はできているといったところでね。彼女は毎日ご機嫌だった。目が輝いていて、厩舎の周りで私を引っ張り回していたよ」と万全の態勢で臨んだことを打ち明けている。