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ティズザローの対抗馬アートコレクター、蹄負傷でKYダービーを無念の回避

2020年09月02日 13:36

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 G2ブルーグラスステークスを制すなど4連勝中でケンタッキーダービーの有力候補に挙げられていたアートコレクターが、現地31日の調教中に脚部不安を発症。大一番を目前にして回避することになった。

 KYダービーの公式サイトが9月1日付けで広報したT.ドゥルーリーJr.調教師の話によると、アートコレクターは左前肢の蹄球を後肢の蹄によって裂傷。競馬の医療ルールによりレースを控えて抗炎症剤の使用は禁止されているが、ドゥルーリー師は獣医や装蹄師らと協議の上でアートコレクターの健康を優先し、抗炎症剤による治療を施した。ドゥルーリー師はアートコレクターの回復状況を見た上で、今後はプリークネスステークスに目標を切り替えると話している。

 アートコレクターは5月17日から条件戦2連勝で迎えたG2ブルーグラスSで重賞初制覇を飾ると、前走のエリスパークダービー(リステッド)まで4連勝。8月9日に締め切られた最新のフューチャー・ウェイジャー(前売り)ではオナーエーピーとともに8倍の2番人気、記者投票によるNTRA(全米サラブレッド競馬協会)ランキングでも3歳馬部門でティズザローに次ぐ2位に評価され、KYダービーの有力候補に挙げられていた。