ハンデ61kgのアシュラン、追い込み決めてメルボルンC最終切符を獲得
2020年11月01日 10:25
現地10月31日に豪フレミントン競馬場で行われたG3ホッサムハンデキャップ(芝2500m)は、10頭立ての最後方で直線に向いたトップハンデ61kgのアシュラン(3番人気)が、3番手から粘り込む5番人気サウンドを最後の一完歩で差し切った(0.1馬身差)。
さらに1馬身差の3着は7番人気のフューチャースコアと4番人気のブリムハムロックスが同着で分け合い、1番人気のシャバウは6着まで。日本から移籍したディープインパクト産駒のアドマイヤロブソンは2番人気に推されるも中団のまま7着、ルーラーシップ産駒のハッシュライターは逃げて最下位の10着に沈んだ。
アシュランはA.ヴェーラー調教師が管理するドイツからの遠征馬で、昨年8月の仏G3ルー賞以来となる2度目の重賞制覇。その後に11月の独G1バイエルン大賞で3着、今年も8月の仏G2ケルゴルレイ賞で2着など欧州長距離戦線で活躍してきた。
この勝利でアシュランはメルボルンカップ(11月3日)の優先出走権を獲得。ハンデの増量もなく本番には当初の発表通り53kgで出走することになったが、枠順抽選では大外の24番に決まった。なお、豪競馬メディア『racing.com』によると、現地では有力オーナーのオーストラリアン・ブラッドストックが所有者に加わっており、ヴェーラー師とのチームではプロテクショニストで2014年のメルボルンCを制している。