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転厩で素質開花のパーサン、前哨戦G3を勝ってメルボルンCの出走権ゲット

2020年10月07日 12:25

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 現地3日、豪フレミントン競馬場でG3ザバートカミングス(芝2510m)が行われ、内ラチ沿いの5、6番手で中間点を通過したパーサン(5番人気タイ)が、直線の残り200m標識を前に抜け出して後続の追撃を1馬身振り切った。

 3番手から粘り込むサウンド(7番人気タイ)が中団から食い下がる4番人気スティールプリンスとの2着争いを0.1馬身差で制し、1番人気のシェアドアンビションは5着まで。日本から移籍して勝ち馬とともに5番人気に推されたディープインパクト産駒のアドマイヤロブソンは、後方から終盤よく追い込んだものの7着に終わった。

 パーサンはピエロ(その父ロンロ)産駒の4歳馬で重賞初制覇。2歳シーズンの3月にデビューし、未勝利の身でG1レースを2戦するなど明け3歳の10月まで9連敗した。しかし、その後にC.マー&D.ユースタス厩舎へ移籍すると、初戦3着から2戦目の今年5月に初勝利を挙げ、この日を含めて9戦連続連対(6勝)と一気に素質を開花させた。

 なお、パーサンはザバートカミングス勝利でメルボルンカップの優先出走権を獲得。レーシングヴィクトリアは5日、同馬のメルボルンCとコーフィールドカップにおけるハンデを、当初の50kgから1kg増量すると発表している。