ゴスデン師、今シーズンから息子のタディ師と厩舎を共同運営へ

2021年03月10日 13:19

 凱旋門賞連覇のエネイブルや昨年のカルティエ賞最優秀3歳牡馬パレスピアなど、これまでに数々の名馬を育ててきた英国のジョン・ゴスデン調教師が、今季から息子のタディ・ゴスデン調教師と厩舎を共同運営する見込みとなった。

 共同管理に関する新たな免許は今月末までに英国競馬統括機構(BHA)より執行され、3月27日にドンカスター競馬場で開幕する平地シーズンには間に合うものと予想される。英国で親子調教師による共同管理は、サイモン&エドのクリスフォード調教師、ポール&オリバーのコール調教師に続き3組目となる。

 父の調教助手を務めてきたタディ師は名代として競馬場の臨場も日常的にこなしており、2月にミシュリフがサウジカップを制した際もリヤドを訪れていた。父のジョン師は今月で70歳を迎えるが、タディ師は新体制への移行を喜ぶとともに「あれこれと急に変えるつもりはないよ」「ほとんどは今まで通り進めるつもりだけど、来たるシーズンに向けて整うといいね」とコメントしている。