アグネスゴールド産駒がブラジルを席巻、ダービー制覇にリオ牝馬三冠

2021年04月14日 13:00

 2001年にスプリングステークスなど重賞を2勝し、種牡馬としてブラジルにわたったアグネスゴールドの産駒が目覚ましい活躍を見せている。

 現地11日、ガベア競馬場で行われたG1ブラジルダービー(3歳、芝2400m)にアグネスゴールド産駒が4頭出走。2番人気(タイ)に推されたオリンピッククレムリンが、大逃げの1頭を15馬身余り離れて追いかける集団の2番手から差し切って快勝し、後方から2着に追い込んだ4番人気オリンピックコルチノイとともにワンツーフィニッシュを決めた。

 なお、同産駒は10番人気のインペラトーレピエトロも4着。前走でG1フランシスコパウラマチャド大賞を制したクーロエカミーチャは8着に終わったものの、オリンピッククレムリンと並び2番人気の評価を受けていた。

 また、1レース後に行われたG1ゼリアゴンザーガペシュートデカストロ大賞(3歳牝馬、芝2400m)にはアグネスゴールド産駒が5頭出走し、単勝1.2倍の圧倒的人気を集めたジャネールモネイが、5番人気ザラバタナを3番手並走から先に行かせると、ゴール前で余力十分に差し切る横綱相撲。3着のノンメルシー(3番人気)、4着同着のザシスター(6番人気)らと上位を独占した。

 この勝利により、ジャネールモネイはエンリケポッソーロ大賞、ディアナ大賞に続き、無敗でリオデジャネイロ地区の3歳牝馬三冠を達成。アグネスゴールド産駒は牡馬のクーロエカミーチャ、オリンピッククレムリンと合わせ、リオ地区の牡牝3歳三冠戦のうち五冠を制したことになる。