マックスウィニーが愛2000ギニー逃げ切り、ボルジャー師は英2000ギニーとダブル制覇

2021年05月23日 08:16

 愛2000ギニー(3歳牡・牝馬、芝8ハロン)が現地22日にカラ競馬場で行われ、好スタートからハナを切った5番人気のマックスウィニーが、好位から伸びる英2000ギニー馬ポエティックフレア(3番人気)と馬体を離して競り合うと、短アタマ差を残して際どく勝利した。

 3馬身1/4差離れた3着に2番人気のヴァンゴッホが続き、1番人気のラッキーベガは後方から4着まで。英2000ギニーを1番人気で大敗したバトルグラウンドは道悪を理由に出走回避している。

 マックスウィニーは昨年10月のG1フューチュリティトロフィーに続く2度目のG1制覇で重賞は3勝目。今季初戦の前走はG3愛ダービートライアルステークスでボリショイバレエに6馬身余りの4着に敗れ、レース後には鼻水を出すなど良化途上の状態にあった。

 この勝利により大手ブックメーカーの『コーラル』は英ダービーにおけるマックスウィニーの前売りオッズを20倍台から8倍にカットしている。

 ポエティックフレアで英2000ギニーも制しているJ.ボルジャー調教師は管理馬でワンツー。父に代わり臨場した娘のU.マニング氏は「マックスウィニーはエプソムへ行く予定。ポエティックフレアは様子を見てから(ロイヤル)アスコットのセントジェームズパレスステークスへ行くか決める」と今後についてコメントしている。