​サブジェクティビストが新長距離王に名乗り、英ゴールドC圧勝

2021年06月18日 13:20

 現地17日、英ロイヤルアスコット開催でG1英ゴールドカップ(芝19ハロン210ヤード)が行われ、J.ファニング騎乗のサブジェクティビストが圧勝。4連覇を狙った長距離王ストラディバリウスは4着に終わった。

 レースはサブジェクティビストが2番手の好位につけ、ストラディバリウスは後方の8番手付近に控える展開。縦長の隊列に大きな変化のないまま進み、第3コーナーでサブジェクティビストが持ったまま抜群の手応えで先頭に立つ。

 ストラディバリウスも内からスパートをかけるが直線での伸びを欠き、セーフティーリードを保ったサブジェクティビストが2着の伏兵プリンセスゾーイに5馬身差をつけてゴール。3着にはさらに半馬身差でスパニッシュミッションが続き、ストラディバリウスは勝ち馬から7馬身1/4差の4着までだった。

 M.ジョンストン厩舎のサブジェクティビストはテオフィロ産駒の4歳馬。昨年10月の仏ロワイヤルオーク賞でG1初制覇を果たすと、今年4月にはG2ドバイゴールドカップを圧勝。今回はそれ以来のレースだったが、強豪相手に快勝してみせた。

 ジョンストン調教師は「ドバイでは高速馬場で勝ったし、成長著しかったからここに来たんだ」とコメント。今後については「(7月末の英G1)グッドウッドカップを考えている。冬にはドバイとサウジかな」と展望を語っていた。