主戦キネーン、好敵手デットーリもガリレオの死を悼む「革命的種牡馬」

2021年07月11日 15:23

 欧州の大種牡馬ガリレオが天国へ旅立った。レーシングポスト電子版は10日、同馬と縁の深い関係者の談話を紹介している。

 主戦騎手を務め、全8戦中7戦で手綱を握ったミック・キネーン元騎手(62)は「(01年の)英ダービーはとてもスムーズで、ゲートを出てから何も心配がなかったです。とても乗りやすい馬でしたね。3歳で2つのダービー(英愛ダービー)とキングジョージ(キングジョージ6世&クイーンエリザベスS)を勝てる馬はほとんどいません。間違いなく私が乗った最高の馬の1頭です」と惜別の言葉を贈った。

 ランフランコ・デットーリ騎手(50)は01年の愛チャンピオンSでファンタスティックライトに騎乗し、デビュー7戦目のガリレオに初めて土をつけた。当時はクールモアの好敵手ゴドルフィンの主戦騎手として、ガリレオと対峙した。「彼はとにかく驚くべき才能を持った競走馬でしたし、革命的な種牡馬になりました。(所有していた)クールモアの方々にはお悔やみ申し上げます。ガリレオはこの20年間、競馬の世界で偉大な功績がありましたし、今は彼をたたえましょう」とコメントしている。

出典:日刊スポーツ