昨年の欧州最優秀2歳牡馬ヴァンゴッホ、イーストスタッドで種牡馬入りへ

2021年07月23日 12:20

 昨年のカルティエ賞最優秀2歳牡馬に輝いたヴァンゴッホが引退し、北海道のイーストスタッドで種牡馬入りすることが発表された。英競馬メディア『racingpost.com』が報じている。

 A.オブライエン厩舎に所属するヴァンゴッホは、父が米三冠馬アメリカンファラオ、母は愛1000ギニーと英オークスを制したイマジン(母父サドラーズウェルズ)という良血馬。

 半兄には仏2歳G1ジャンリュックラガルデール賞を勝ったホレイショネルソン(父デインヒル)、おじには英愛ダービー馬のジェネラス、日本でG2マイラーズカップなどを勝ったオースミタイクーンがおり、皐月賞馬ディーマジェスティも近親にあたる。

 自身は2歳時に仏G1クリテリウムアンテルナシオナルを勝ってカルティエ賞最優秀2歳牡馬に選出。3歳となった今年はG1愛2000ギニー3着こそあるが勝ちはなく、大敗したG1愛ダービーがラストランとなった。通算成績は11戦2勝(重賞1勝)。