アーリントンミリオンから改称の米G1ミスターDS、伏兵トゥーエミーズが逃げ切り
2021年08月15日 13:10
昨年までのアーリントンミリオンから改称した米G1ミスターDステークス(3歳以上、芝10ハロン)がアーリントンパーク競馬場で現地14日に行われ、単勝28.1倍の5番人気トゥーエミーズが好スタートからマイペースに持ち込んで鮮やかに逃げ切った。
1番人気のドメスティックスペンディングは道中3馬身圏内の4番手から追い上げるもクビ差及ばず2着、その直後を追走した6番人気のグリンカウンティがさらに2馬身3/4差の3着に続き、アイルランドから遠征した2番人気アーモリーは不利な大外枠から最後方追走となり6着に終わった。
トゥーエミーズはH.ロバートソン調教師が管理するイングリッシュチャンネル産駒の5歳セン馬で今回が重賞初制覇。2019年7月にデビュー2戦目で初勝利後は今年の3月まで条件戦を使われ続け、3月のG2ムニスメモリアルクラシック、前走のG3アーリントンステークスと、これまで2度挑戦した重賞ではともに2着だった。
なお、同日付けの米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、この勝利でトゥーエミーズはジャパンカップの招待権を得たものの、ロバートソン師は「どこへ行くつもりもない」と国内専念を明言している。