ゴドルフィンのコロエバス、G3オータムS圧勝で英2000ギニーの有力馬に浮上

2021年10月13日 11:38

 英2歳G3オータムステークス(芝8ハロン)が現地9日にニューマーケット競馬場で行われ、前後4馬身ほどで進む一団の最後方を追走した1番人気のコロエバスが、馬なりで残り2ハロンから先頭に立つと2馬身突き抜けた。

 勝ち馬とは反対のサイドから伸びた3番人気のインペリアルファイターが2着に続き、さらに2馬身1/2差の3着争いを2番人気のドバイポエットが制した。

 コロエバスはC.アップルビー調教師が管理するドバウィ産駒でゴドルフィンの所有。8月13日にニューマーケット競馬場の芝8ハロンでデビュー勝ちし、2戦目の前走はG2ロイヤルロッジステークスでロイヤルパトロネージにクビ差の惜敗を喫していた。

 アップルビー師は「ロイヤルロッジからでは日が浅いと疑問を呈す人たちもいたが、馬場が重くなる可能性のあるドンカスターのフューチュリティトロフィーには使いたくなかった」「ひと息入れさせて春を楽しみにするよ。トライアルに連れていくことになると思う。クレイヴン(ステークス)経由かな」と、今回と同舞台で行われる英2000ギニーを見据えていた。

 なお、大手ブックメーカーの『パディーパワー』は英2000ギニーにおけるコロエバスの前売りオッズを9倍から6倍にカットしている。