BCターフ連覇を狙うタルナワのウェルド師、デルマー競馬場の堅い馬場を懸念
2021年10月27日 11:23
ブリーダーズカップターフ連覇を狙うタルナワのD.ウェルド調教師が、昨年とは異なる環境での開催を案じている。
昨年のBCはケンタッキー州のキーンランド競馬場で開催され、タルナワは堅良(Firm)発表の馬場状態でターフに優勝したが、今年のデルマー競馬場はカリフォルニア州の海岸沿いにある。
タルナワは非常に重い馬場で行われた前走の凱旋門賞でトルカータータッソの大駆けにあい3/4馬身差の2着に惜敗した。ウェルド師は「凱旋門賞でほんの少しだけ疲労したようだが、彼女は素晴らしい躯体と意志の強さを持つ秀でた動物さ」と労うとともに、「(レース後)1週間は疲れがあったが、すぐに回復したし、この前の朝は軽く運動させたら上々だった」と順調な様子をうかがわせている。
その一方でウェルド師は「トラックが最大の懸念材料だ。海岸線に隣接する芝コースで非常に堅い」と馬場状態に不安を示した。
なお、タルナワは英国馬など35頭ほどと連れ立ち金曜日(現地29日)に出発する予定とのこと。