初年度産駒が大活躍のガンランナー、全弟も来年から種牡馬入り

2021年12月02日 12:30

 今年に初年度産駒がデビューして目覚ましい活躍を見せているガンランナーの全弟にあたるフォーチュンチケットが、来年から米メリーランド州のアンコール&ホープファームで種牡馬入りすることが分かった。米競馬メディア『bloodhorse.com』が報じている。

 現役時代は2017年の米年度代表馬に輝いたガンランナーは、種牡馬としても大成功。G1ブリーダーズカップジュベナイルフィリーズなどG1を3勝したエコーズールーらを出し、初年度産駒の獲得賞金額の米国記録を更新した。

 フォーチュンチケットは偉大な兄と同じキャンディライド産駒で、S.アスムッセン厩舎からデビュー。通算7戦2勝で重賞経験もなく、競走実績は兄と比べるべくもないが、関係者は「メリーランド州で唯一のキャンディライド産駒の種牡馬で、スーパースターであるガンランナーの全弟」であることから大いに期待を寄せている。

 なお初年度の種付け料は2500ドルの予定で、これはガンランナー種付け料のわずか2パーセントに相当する。