【香港マイル】ダノンキングリーに川田「彼がどういうレースを選択するか」

2021年12月09日 20:22

 香港国際競走(HKIR、12日=シャティン)の「デイリーインタビュー」(リモート会見)に8日、香港マイル(G1、芝1600メートル)に挑むダノンキングリー(牡5、萩原)の萩原清調教師(62)と川田将雅騎手(36)が参加した。

-昨年は香港カップのノームコアで素晴らしい成功を収めました。今年はダノンキングリーで香港マイルに参戦します

萩原師 (ダノンキングリーに)香港の馬場が合うのではないかというのは、前から思っていました。きれいな馬場の方が合うと思いますので。

-3歳春はクラシックを走り、マイル路線へ。ゴールデンシックスティなど香港マイルの顔ぶれをどう見ていますか

萩原師 うん、やっぱり、あのゴールデンシックスティは競馬を見させていただいても非常に強い馬だと思っていますので。まあ、勝つチャンスはちょっと、初対戦なのでわからないですけど、ダノンキングリーの力を発揮できるような仕上げには持っていきたいと思います。

-昨年は外国人ジョッキーを起用しましたが、今年は日本人ジョッキーを起用しますね

萩原師 そうですね。川田ジョッキーとダノンキングリーも非常にいい競馬をできるようになりましたので、全幅の信頼を置いています。

-アメリカでBC競走を勝って、今年は素晴らしい成功をおさめています

川田騎手 日本での成績だけでいえば、数はあまり勝てていないので。ただ、大きなレースをいい馬とともに勝たせていただいて、ありがたく思っています。

-ダノンキングリーの今日の様子は?

川田騎手 とりあえず、今日は乗ってはいないんですが、金曜日にゲートの確認を乗って、やろうと思っています。もともと素晴らしい能力を持った馬で、今年から僕が乗せていただいて、2戦ともに、まあ、両方結果を得られたわけではないですけど、とてもいい内容で走ることができていますので、本来持っている能力を出せる状態で今年は歩んできてくれるだろうと思っています。

-香港スプリントにはピクシーナイトも日本から参戦します。騎乗する昨年覇者ダノンスマッシュについてはどうですか

川田騎手 昨年ここで素晴らしい結果を得て、今年日本でもとてもいい走りをしてくれていて、前走スプリンターズSに関しては能力を発揮することはできませんでしたけど、そこからあらためて、ここに準備してきていますので。

-ダノンキングリーの香港マイル参戦の経緯を教えてください

川田騎手 安田記念が終わり、秋にどこを目指していこうかというときに、輸送が苦手な馬だということもあり、あまり、こう前日輸送をするマイルCSを目指すのがベターではないという判断で、また、天皇賞は2000メートルということもあり、美浦から近い東京競馬場の毎日王冠の1800メートルを走ってから期間をとって、回復にも時間が必要な馬だということで、そこから香港マイルに行こうということを事前に決めた上で、秋はそういう風に歩んできております。

-香港マイルはスローペースも予想されますが、ポジションについて考えがあれば教えてください

川田騎手 レース当日、彼がどういうレースを選択するかによるってところなんですけど、とにかくリズム良く走れるポジションで、この馬が一番、自分の動きができる走りをしてるところがどのポジションになるかってところだと思っていますので、何番手がいいとかっていうこだわりはまったくないです。

出典:日刊スポーツ