急死のメディーナスピリット、検視でも死因特定に至らず

2022年02月12日 11:41

 カリフォルニア州競馬委員会(CHRB)は11日、昨年のG1ケンタッキーダービー馬メディーナスピリットが同12月に急死した件について、検視の結果、死因の特定には至らなかったと発表した。

 検視では急性心不全の可能性が認められたが、確証は得られなかったとのこと。これは肺出血で死亡した馬でも同様の特徴を示すからだという。

 メディーナスピリットは昨年5月のKYダービーで1位入線するも、レース後の薬物検査で陽性反応が出たため、最終着順についてはなおも審議中。その後は10月にG1オーサムアゲインステークスを勝ち、11月のG1ブリーダーズカップクラシックでは2着と善戦したが、12月6日の調教後に急死した。

 なおメディーナスピリットの薬物疑惑を受け、KYダービーを開催するチャーチルダウンズ競馬場は同馬を管理していたB.バファート調教師を2年間の出走停止処分に。同師はこれを不服とし、法廷闘争が続いている。