3歳馬ホームアフェアーズ、豪G1ブラックキャビアライトニングで王者を撃破

2022年02月20日 10:59

 豪G1ブラックキャビアライトニング(2歳以上、芝1000m)が現地19日にフレミントン競馬場の直線コースを舞台に行われ、ゲートを決めて中間点付近から先頭に立った3番人気のホームアフェアーズが、食い下がる1番人気ネイチャーストリップを0.1馬身振り切った。

 外目の枠からスムーズに加速したホームアフェアーズに対し、中枠のネイチャーストリップは一完歩目で隣の馬と接触し後手。ホームアフェアーズの背後に回り込んで早めに挽回を図ったが、最後まで捕らえ切ることはできなかった。さらに1.5馬身差の3着には2番人気のエデュアルドが続いた。

 アイアムインヴィンシブル産駒の3歳牡馬ホームアフェアーズは、前走のクールモアスタッドステークスに続きG1連勝で3度目の重賞制覇。クールモアスタッドSは3歳限定戦だったが、今回は2021年ワールドベストレースホースランキング最強スプリンターのネイチャーストリップを封じる快走で実力をアピールした。

 同日付の豪競馬メディア『racing.com』によると、ホームアフェアーズとネイチャーストリップの両馬を管理するC.ウォーラー調教師は「ホームアフェアーズのような新米をここに連れてくるのはギャンブルだった」「彼の前走は若駒同士で戦い圧倒した。今回は馬齢戦で最高の相手だったから、この先は凄くエキサイティングだね」とスター候補の誕生を喜んでいる。なお、ホームアフェアーズの次走は3月12日のニューマーケットハンデキャップが予定されている。