ゴドルフィンのナハーニ、ブルーリバンドトライアルを制して英ダービーへ直行

2022年04月20日 13:05

 現地19日、英エプソム競馬場でリステッドのブルーリバンドトライアル(3歳、芝10ハロン)が8頭により争われ、1番人気のナハーニが2ハロン目からハナに立ってスローペースに持ち込むと、直線では5番手から内を突いて食い下がる6番人気のグランドアライアンスを1/2馬身抑え込み1着。英ダービーの優先出走権を獲得した。

 ナハーニはゴドルフィンが所有するフランケル産駒の牡馬で、叔父には2010年の香港ヴァーズを勝ったマスタリーがいる血統。1月8日に迎えたケンプトン競馬場でのデビュー戦(オールウェザー12ハロン)は2着に敗れたものの2戦目に同舞台で勝ち上がり、3戦目の前走はレスター競馬場の条件戦(芝12ハロン)を9馬身差で圧勝していた。

 C.アップルビー調教師の代行で臨場した調教助手は「これで4戦したから恐らく彼にひと息入れさせると思う。英ダービーで戻ってこられたらね」とダービーに直行するプランを明かした。

 また、手綱を取ったW.ビュイック騎手は「レスターから距離を短縮したけどまったく問題なかった。先頭に立ってからは楽なものさ」「彼は馬場をこなしていたし、今回は戦ってきた中で最もコンペティティブだったから彼は多くを学んだよ」と、ナハーニのパフォーマンスに納得のコメントを残している。