J.ゴスデン調教師は、英エリザベス女王の所有馬で英ダービー候補にも挙がっているリーチフォーザムーンの故障からの復帰とダービー参戦をまだ楽観視しているようだ。

　シーザスターズ産駒のリーチフォーザムーンは昨年8月に英G3ソラリオステークスを圧勝。9月の英G2シャンペンステークスでも僅差の2着と善戦したが、その後は故障のため出走していない。

　ゴスデン師は『ITV Racing』の取材に対し、「リーチフォーザムーンは戻ってくるが、そのプロセスはゆっくりとしたものだ」とコメント。「重要なのは5月中旬までにトライアルに出走すること」と続け、「現時点では順調に進んでいるが、ああした一頓挫があると秋から冬、春にかけて理想的な流れでないのは確かだ」と慎重に語った。

　またエリザベス女王にダービー初制覇を届けるプレッシャーについて聞かれた同師は、「馬にとって正しいことをする。誰がどう思おうが、私たちはそうするんだ」と答えていた。