エリザベス女王は即位後初のロイヤルアスコット開催全日程欠席…ムーアが9度目のリーディング

2022年06月19日 17:50

英国王室主催のロイヤルアスコット開催が18日、終了した。今年のロイヤルアスコット開催はエリザベス女王(96)の即位70周年(プラチナジュビリー)という記念すべき年だったが、残念ながら女王は5日間すべて欠席となった。

英国の「ザ・テレグラフ」によると、即位後、開催をすべて欠席したのは、新型コロナウイルスの影響で無観客開催となった2年前(20年)をのぞくと初めてのこと。昨年は4日目まで欠席したが、最終日にアスコット競馬場を訪れていた。日々来場する「女王の帽子の色」がブックメーカーで賭けの対象となり、馬車に乗った女王の来場姿はこれまでの開催の象徴だったが、今年は全日程をウインザー城でテレビ観戦したと伝えられている。

今年の開催リーディングジョッキーには7勝を挙げたライアン・ムーア(38)が輝いた(次位はビュイックの5勝)。自身9度目の開催リーディングとなった同騎手は「いい1週間でした。馬たちがよく走ってくれました。勝利を期待されている馬が結果を出したときはホッとします。素晴らしい開催ですし、観衆が戻ってきたことが良かったと思います」とコメントしている。

5日間の入場者数はトータルで27万3465人と発表された。初日は4万2692人、プリンスオブウェールズSが行われた2日目が3万6896人、3日目が6万3109人、4日目が6万1471人、最終日が6万9297人だった。

開催リーディングオーナーはゴドルフィン(5勝)。同リーディングトレーナーには最終日のハードウィックSをブルームで制したエイダン・オブライエン師(5勝)が輝いた。11度目の開催リーディングトレーナーとなった。

出典:日刊スポーツ