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ブルームが英G2ハードウィックSで昨年2着の雪辱、オブライエン師は重賞900勝を達成

2022年06月19日 10:19

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 英ロイヤルアスコット開催最終日のG2ハードウィックステークス(4歳以上、芝12ハロン)が現地18日に7頭により争われ、R.ムーア騎乗の3番人気ブルームが大外枠から主導権を握って鮮やかに逃げ切った。

 ゲートを決めたブルームは他馬が内ラチに寄せていくのを横目に離れて坂を下り、コース最低地点のスウィンリーボトムが近づくと内に切り込みながらハナへ。そのまま2馬身ほどのリードで単騎の逃げを打ち、後続に最後まで影を踏ませなかった。

 3馬身1/4差の2着に4番手追走の2番人気モスターダフが続き、単勝1.7倍の支持を集めたハリケーンレーンは3番手から伸び切れず、さらに1馬身1/4差の3着に敗れた。

 ブルームは昨年7月のG1サンクルー大賞以来となる約1年ぶりの白星で通算6度目の重賞制覇。昨年のハードウィックSではワンダフルトゥナイトの2着に敗れていた。なお、この勝利によりA.オブライエン調教師は重賞レースだけで通算900勝を達成。ロイヤルアスコット開催でもM.スタウト調教師の最多勝利に1勝差と迫る81勝目とした。

 重賞900勝のことを知らなかったというオブライエン師は「この業界では日々に感謝しながら一歩一歩だよ。日々の行いがとてもありがたいことなのさ。本当に信じられないね」と、厩舎一同で積み上げた成果と喜びのコメント。ブルームの次戦にはキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを挙げている。