ドイツG1を3連勝中のアルピニスタ、今週末のサンクルー大賞で始動

2022年06月29日 11:32

 昨年の夏からドイツでG1レースを3連勝し、5歳を迎えた今季も現役続行のアルピニスタが、仏G1サンクルー大賞(7月3日)でいよいよシーズン初戦を迎える。

 現地28日付けの英競馬メディア『racingpost.com』は、M.プレスコット厩舎のアルピニスタを昨年の成功物語の一つと表現。7月の英G2ランカシャーオークスで重賞初制覇を飾ったアルピニスタは、次戦の独G1ベルリン大賞で後の凱旋門賞馬トルカータータッソを下してG1も制すと、さらにオイロパ賞、バイエルン大賞とドイツに遠征を繰り返してG1を3連勝した。

 今季のアルピニスタは6月3日の英G1コロネーションカップで復帰を予定していたものの回避。プレスコット師は「アルピニスタは好調でフランスのサンクルー大賞に連れて行く予定だ。実戦復帰させることを良しとするが、好走できればなおいいね。現時点で馬場状態は速めのようだけど彼女は万能だから」と、ひと叩き以上の感触を示している。

 なお、アルピニスタは7月1日のランカシャーオークスにも登録があるが、プレスコット師は英国や欧州各地で相次ぐストライキに対応する予備のプランとコメントしている。