アルピニスタとコンビを組んでからG1レース5連勝を含む6連勝と好騎乗を続けているL.モリス騎手が、10月の仏G1凱旋門賞の制覇に向けて「非常に大きなチャンスだ」と自信を見せている。

　M.プレスコット厩舎に所属するフランケル産駒の5歳牝馬アルピニスタは、モリス騎手が主戦を務めるようになった昨夏から英G2勝ちをステップにドイツのG1を3連勝。今年に入ってからも7月の仏G1サンクルー大賞、8月の英G1ヨークシャーオークスを制した。凱旋門賞の前売りでは日本から参戦予定のタイトルホルダーと1番人気を争っている。

　モリス騎手は「彼女は一生に一度の名馬。G1を5勝、それも5連勝する馬なんてめったにいないよ。彼女と巡り会えたのは大変光栄だ」と『talkSPORT』にコメント。特に前走のヨークシャーオークス勝ちについては「海外G1を連勝した彼女に実力をイギリスのファンに見てもらえたのは嬉しい。疑心暗鬼になっていた人たちを黙らせたこともね」と語った。

　また同騎手は「ヨークシャーオークスはとても層の厚いレース。例年ならスノーフォールやラブ、エネイブルのような女傑が他馬を委縮させてしまうが、今年はそういう馬がいなかった」「アルピニスタはキャリア最高の勝ち方をしたと思うし、10月2日のパリ（凱旋門賞）でも大いに期待できるよ」と続けていた。