豪G1メムジーS、6歳牝馬のスナップダンサーが鮮やかに逃げ切り

2022年08月28日 10:37

 豪G1メムジーステークス(3歳以上、芝1400m)が現地27日にコーフィールド競馬場で14頭により争われ、好スタートからハナに立った4番人気のスナップダンサーが直線入口から後続を3馬身ほど突き放すと、中団後方から猛追する7番人気アイムサンダーストラックを振り切った(0.5馬身差)。

 さらに1.5馬身差の3着にアイムサンダーストラックの後ろを追走した5番人気のカスカディアンが続き、1番人気のウエスタンエンパイアは好位から伸び切れず5着まで。前オーナーの破産問題に揺れたアリゲーターブラッドは2番人気の支持を集めるも内ラチ沿いの6番手から直線で進路がなく、勝ち馬から4.9馬身差の7着に終わった。

 C.マー&D.ユースタス調教師が共同管理するスナップダンサーは、5月のロバートサングスターステークスに続く2度目のG1制覇。次戦のG1タタソールズティアラでは半馬身差の2着に惜敗したが、それ以来となる今季初戦を制して3度目の重賞勝ちとした。

 同日付けの豪競馬メディア『racing.com』では、マー師が6歳牝馬のスナップダンサーを発展途上と評価。芝レースとして世界最高賞金のジ・エベレストが視野にあるとしつつも、ベストの1400mを優先してレース選択したい考えがあることに言及している。