多頭数のメルボルンCは今年も荒れ模様、3人が騎乗停止や罰金処分

2022年11月02日 12:13

 2頭が取り消して22頭立てで争われた今年のメルボルンカップだが、豪州競馬の祭典に懸ける関係者の思いは強く、20頭を超える多頭数も相まってレースは荒れ模様。毎年のように懲戒を受ける騎手が現れ、今年も3人に騎乗停止や罰金処分が科された。

 処分を受けたのは上位入線から順にP.モロニー騎手(2着エミッサリー)、D.ソーントン騎手(5着レルムオブフラワーズ)、D.ムー騎手(6着ダシャーンスウィートジュニア)の3人。

 モロニー騎手は残り600m付近の進路変更でデュアイス(18着)を外に弾き、さらに外のニューメリアン(19着)とヤングワーザー(15着)、さらに後続のヴァウアンドディクレア(10着)の進路を狭くした。これを不注意騎乗とされたモロニー騎手は11月3日から16日までの騎乗停止と2万豪ドル(約190万円)の罰金を科され、2着で得た進上金5万5000豪ドル(約520万円)の3割近くを失っている。

 また、ムー騎手とソーントン騎手はムチの過剰使用によりソーントン騎手は4000豪ドル(約38万円)の罰金、ムー騎手は2000豪ドル(約19万円)の罰金と7日間の騎乗停止を科された。