ネイチャーストリップまさかの連敗、豪G1ヴィクトリアレーシングクラブSで競り負け

2022年11月08日 15:06

 現地5日、豪フレミントン競馬場で行われたG1ヴィクトリアレーシングクラブステークス(芝1200m)は7着までが1馬身差以内の大接戦となり、圧倒的な1番人気に推されていた世界最強スプリンターのネイチャーストリップが2着に競り負けた。

 直線コースで横いっぱいに各馬が広がったレースで、ネイチャーストリップはスタンド寄りの位置からレースを先導。しかし残り約100メートル付近でコース中央から追い込んできたロックンホースに前に出られると、そのまま差し返せずに0.2馬身差の2着に終わった。

 さらに0.2馬身差の3着は9月のG2ボビールイスクオリティでロックンホースを2着に下していたボーラー。前走のジ・エベレストでネイチャーストリップを破った3歳馬ギガキックは勝ち馬から0.8馬身差の5着に終わり、デビュー6戦目で初黒星を喫した。

 ニュージーランド生まれのロックンホースはストリートクライ系パーインカント産駒の6歳牝馬。今年3月の豪G1ニューマーケットハンデキャップで単勝101倍の最低人気ながら勝利する大波乱を起こしており、今回はG2を2戦連続2着後の5番人気(20倍)でのG1レース2勝目となった。