「マジックマン」モレイラ騎手がライセンス返上、香港国際競走は騎乗予定

2022年11月24日 13:29

 香港でトップジョッキーとして活躍していたJ.モレイラ騎手が、2022/23シーズンの騎手免許を返上したことが分かった。香港ジョッキークラブが現地23日に発表した。

 モレイラ騎手はブラジル出身の39歳。「マジックマン」の異名を持ち、香港リーディングを4回獲得したほか、香港G1でもクイーンエリザベス2世カップをネオリアリズム、香港チャンピオンズマイルをモーリス、香港ヴァーズをグローリーヴェイズで制するなど日本との縁も深い。

 しかし現地メディアの『サウスチャイナモーニングポスト』(電子版)によると、同騎手は以前、新型コロナウイルスの感染拡大で騎手たちが閉鎖環境に置かれた際の精神的な負担について語っていたという。さらに今年6月に家族がブラジルに帰国し、9月には左股関節を治療。それ以来レースから遠ざかっており、自身もブラジルで療養しているとのこと。

 なお同騎手はレイパパレ(香港カップ)、レシステンシア(香港スプリント)などに騎乗を予定している12月11日の香港国際競走には参加する意向を示しているという。