ネイチャーストリップに引退説が浮上、豪G1ブラックキャビアライトニングで不発
2023年02月19日 12:48
豪G1ブラックキャビアライトニング(2歳以上、芝1000m)が現地18日にフレミントン競馬場の直線コースを舞台に行われ、好スタートから3番手に控えた4番人気のクーランガッタが、逃げる1番人気のネイチャーストリップを残り200mで捕らえて勝利した。
10頭立ての8番枠からハナも切れそうな発馬を決めたクーランガッタは、最内から押し上げてハナに立つネイチャーストリップの1馬身ほど後方に控え、残り200mを切った辺りで先頭へ。最後方から大外を追い込むアイウィッシュアイウィン(2番人気タイ)を0.4馬身振り切った。
さらに0.1馬身差の3着にクーランガッタの背後を追走した6番人気ベラニポティナが続き、ネイチャーストリップはほとんど抵抗できないまま後退して勝ち馬から2.3馬身差の6着に敗れた。
リトゥンタイクーン産駒の3歳牝馬クーランガッタは、昨年9月のモイアステークスに続き古馬を撃破してのG1レース2勝目。通算4度目の重賞制覇で通算成績を8戦5勝とした。
なお、同日付けの豪競馬メディア『racing.com』によると、ネイチャーストリップを共同所有するR.ライオンズ氏が「クリス(ウォーラー調教師)がそうと決めれば、我々はそうするだろう」「あのような彼のレースを見たくはない。かつてのような彼を思いに留めておきたいんだ」と、このまま引退させる可能性を示唆。
ウォーラー師は「彼は非常に堅実な馬だ。今日は明らかにベストに5~10パーセント及ばなかったから、我々の仕事は(不足した)5~10パーセントを見つけ出し、今日と同じだけの自信を持って次のレースへ向かうことだ」「もし問題が見つかれば、それで終わりだが、今日のところはそう思っていない」と結論を持ち越している。