3歳牝馬インシークレット、軽い斤量を活かして豪G1ニューマーケットHを快勝

2023年03月12日 06:52

 豪G1ニューマーケットハンデキャップ(2歳以上、芝1200m)が現地11日にフレミントン競馬場の直線コースで行われ、ハンデ51.5kgの2番人気インシークレットが残り300m付近で先頭に立つと、ロフティストライク(4番人気タイ)の追撃を1馬身振り切って快勝した。

 レースは馬場の中央を挟んで外に5頭、内に11頭と分かれて進み、インシークレットは内側で集団の後方を追走。馬群がバラけはじめると労せず進路を確保してスパートし、外ラチ側から追い上げるロフティストライクを振り切った。

 さらに0.2馬身差の3着にも外ラチ側の1番人気アイウィッシュアイウィンが続き、モーリス産駒のマズ(6番人気タイ)は大外枠と2番目に重いハンデ57kgもあり5着に終わった。

 ゴドルフィンが所有するアイアムインヴィンシブル産駒の3歳牝馬インシークレットは、昨年10月に今回と同舞台で行われたクールモアスタッドステークスに続くG1レース2勝目。前々走のG2ライトフィンガーズステークスなどと合わせて通算4度目の重賞制覇とした。

 また、同馬を管理するJ.カミングス調教師は通算40度目のG1制覇で、D.ホランド騎手は2010年オーストララシアンオークス以来となるG1レース2勝目。本来、インシークレットにはJ.カー騎手が騎乗予定だったが、このレースより前に落馬していたため乗り替わりとなっていた。