豪ムーニーバレー競馬場で現地18日に行われた賞金総額500万豪ドル（約4億4000万円）のオールスターマイル（重賞未格付け、芝1600m）は、好位勢の後ろで内ラチ沿いにつけていたミスターブライトサイド（2番人気タイ）が、最終コーナーに向かって巧みに外へ持ち出されると、残り50mから抜け出して8番人気カスカディアンの猛追を0.5馬身振り切った。

　1番人気のアリゲーターブラッドを前方に見ながら道中を運んだミスターブライトサイドは、約170mの短い直線に向かい一気にペースアップしたタイミングで馬群の切れ目から外へ。直線入口で抜け出す構えのアリゲーターブラッドに襲い掛かり、ゴール前の混戦から抜け出した。

　ミスターブライトサイドから0.9馬身差の3着には7番人気ジイネビタブルが続き、アリゲーターブラッドはさらに0.3馬身差の4着まで。もう1頭の2番人気アイムサンダーストラックは勝ち馬の外でアリゲーターブラッドをマークしたものの、最終コーナーで一杯となり11着に沈んだ。

　ミスターブライトサイドはブルバーズ（父イルーシヴクオリティ）産駒の5歳セン馬で、昨年のオールスターマイルでは4着に敗れたものの、次戦のG1ドンカスターマイルで重賞初制覇を飾りシーズンを終えた。今季も初戦からG2を連勝して重賞3連勝としたが、その後は勝ち星がなく、今回は前走のG1フューチュリティステークス（2着）から臨んでいた。