クイーンエリザベスSに臨むドバイオナー、ハガス師が好調をアピール

2023年04月05日 12:45

 豪G1クイーンエリザベスステークスの枠順抽選が現地4日に行われ、下馬評で2強の扱いを受けている地元のアナモーは8番枠、英国からの遠征馬ドバイオナーは9番枠に決定。豪競馬メディア『racing.com』が、地元放送局『SKY Thoroughbred Central』のインタビューを引用して両陣営の感触を報じている。

 アナモーを所有するゴドルフィン・オーストラリアを代表して枠順抽選に臨んだ元騎手のD.ビードマン氏は「(ドバイオナーの)内側を引けて良かったよ」と、まずは強敵より1つでも内の枠を喜んだ。

 これに対して1983年以来、久々にランドウィック競馬場を訪れたドバイオナーのW.ハガス調教師は「(英国を)離れてからも状態には満足しているし、彼(ドバイオナー)は生き生きとしている。凄く良く見えるよ」と好調をアピール。

 肩の負傷から復帰してドバイオナーとコンビ再結成となるT.マーカンド騎手は、4.5馬身差で圧勝した前走のランヴェットステークスを引き合いに「ドバイオナーはランヴェットでステージを上げたし、アナモーは走るたびに進化してきたチャンピオンさ。期待したようになればいいね」と打倒アナモーへ意気込みを口にしている。

 なお、豪ブックメーカーの『Sportsbet』はアナモーとドバイオナーを単勝2.50倍で1番人気タイとし、日本のユニコーンライオンを同10倍の3番人気に設定している。