ジャパンC参戦のシムカミル、仏G2アルクール賞を制す

2023年04月11日 13:01

 現地9日、仏パリロンシャン競馬場でG2アルクール賞(芝2000m)が行われ、昨秋のG1ジャパンカップに参戦したシムカミルが勝利した。

 序盤の4番手から早めに2番手まで押し上げたシムカミルは残り400メートル付近で先頭に立つと一気にリードを広げる。ゴール前では最後方からイレジンが追い上げてきたが、これを3/4馬身差で振り切った。

 S.ワッテル厩舎のシムカミルはタマユズ産駒の4歳馬。昨年は7月に仏G1パリ大賞2着、9月に凱旋門賞の前哨戦となるG2ニエル賞を勝ったが本番には向かわず、11月のジャパンカップに進んで15着だった。

 今回はそれ以来のレースで、同じく凱旋門賞のステップレースであるG2フォワ賞を勝ちながらセン馬のため本番に出られず仏G1ロワイヤルオーク賞に回って勝利したイレジンを下した。

 競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、ワッテル調教師は次走に今月30日の仏G1ガネー賞を挙げている。