獣医勧告でメルボルンC除外のルナーフレア、優先出走権を得て来春に再挑戦へ

2023年05月17日 11:05

 現地13日、豪フレミントン競馬場でリステッドのアンドリュラムズデンステークス(3歳以上、芝2800m)が行われ、3番人気のルナーフレアが先頭から10馬身余りの中団で内ラチ沿いをキープすると、スムーズに外へ持ち出された直線では弾けるように5.5馬身突き抜けた。

 1番人気のホワイトマリリンが2着に逃げ粘り、2番人気のヒーザショッカは道中で勝ち馬と並走も13着に大敗。2019年のメルボルンカップを制しているヴァウアンドディクレア(4番人気)は2番手追走から10着、2021年の英ダービートライアルステークスでアダイヤーを破ったこともあるサードレルム(7番人気タイ)も後方から9着に沈んだ。

 ルナーフレアはフィオレンテ産駒の7歳牝馬で、この勝利によりメルボルンカップの優先出走権を獲得。昨年10月にはG3ザバートカミングスでメルボルンCの優先出走権を得たが、本番は挫跖による獣医勧告で無念の除外となった。

 豪競馬メディア『racing.com』によると、ルナーフレアのG.ベッグ調教師は「彼女は年齢を感じさせない」「間隔を与えながら使ってきたし、どこであれ無理をさせていない」と、8歳となる来春のメルボルンC挑戦に意欲を見せている。