現地17日、英ヨーク競馬場で英オークス前哨戦のG3ミュージドラステークス（3歳牝馬、芝10.5ハロン）が行われ、今年限りでの引退を表明しているL.デットーリ騎乗のソウルシスターが圧勝した。

　序盤は後方に控えたソウルシスターは最後の直線で大外に持ち出してスパート。力強い末脚であっさり先頭に立つと後続を引き離し、2着のノヴァカイに4馬身差の快勝だった。

　J＆T.ゴスデン厩舎のソウルシスターはフランケル産駒。重賞初挑戦だった前走の英G3フレッドダーリンステークスは最下位（12着）に沈んでいたが、今回の汚名返上でクラシック候補に浮上した。

　英競馬メディア『At The Races』によると、J.ゴスデン調教師は「前走は馬場が悪すぎだったが、結果的にはいい調教代わりになった」「（今回は）4馬身差で勝つとは思わなかったが3着以内には必ず来ると思っていた」「フランキー（デットーリ騎手）がオークスに出るべきだというのでそうするつもりだ」と語っている。

　近年のミュージドラSの勝ち馬では、2021年のディープインパクト産駒スノーフォールが英オークスも連勝。ソウルシスターと同じゴスデン厩舎でデットーリ騎乗だった昨年のエミリーアップジョンは英オークス2着と好走している。