ジャンプラ賞で完敗のシャルディーンは休養、シーズン終盤での復帰も視野に

2023年07月12日 13:01

 仏G1ジャンプラ賞で7着に完敗した英2000ギニー馬シャルディーンが、シーズン終盤での復帰を目途に休養することになった。英競馬メディア『attheraces.com』などが報じている。

 シャルディーンは英2000ギニーを完勝後、ロイヤルアスコット開催のセントジェームズパレスステークスでもパディントンの2着に粘走。3歳マイル路線でトップクラスの実力を披露していたが、ジャンプラ賞では勝負所から反応できず7着に沈んだ。

 そうした内容を受け、シャルディーンを所有するジャドモントの欧州担当レーシングマネージャー、B.マホーン氏は「明らかにあの馬の走りではなかった。帰厩したら何か大事があったのか、アスコットで厳しいレースをしたからなのか、彼を隅々までチェックする必要がある」と、まずは敗因について検討する意向。

 その上で「彼は休みを取るべきだろうね。何か注目すべき点や凡走の原因が判明するか、我々は時間を掛けなければならないが、私はリフレッシュのためにシーズン終盤まで彼に休養が必要だと思う」と休養優先の方針を口にした。

 マホーン氏はジャックルマロワ賞(8月13日)やクイーンエリザベス2世ステークス(10月21日)、ブリーダーズカップマイル(11月4日)など選択肢は豊富にあるとし、その中でも「BCは彼に合うと感じている。今年はサンタアニタ開催だから特にね」と、意中のプランがあることも示唆している。