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英G1セントジェームズパレスS、英・愛2000ギニー馬対決はパディントンに凱歌

2023年06月21日 13:40

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 英アスコット競馬場で現地20日行われたロイヤルアスコット開催のG1セントジェームズパレスステークス(3歳牡馬、芝8ハロン)は、英・愛2000ギニー馬による一騎打ちの下馬評通りに決着。愛2000ギニー馬パディントン(2番人気)が3馬身3/4差で完勝を収めた。

 レースは1番人気の英2000ギニー馬シャルディーンが逃げ、7番人気のインディストラクタブルが外で離れず追走。パディントンはゲートから続く長い上り坂の途中で好位から5番手に一歩引き、最終コーナーで外から3番手に上がってシャルディーンを射程圏に入れた。

 逃げるシャルディーンはインディストラクタブルから終始プレッシャーを受ける格好。直線に入って残り2ハロンから突き放しにかかるも、追撃するパディントンの脚勢が勝って残り1ハロンを待たずに決着がついた。シャルディーンは後方2番手から追い込むチャーリンをクビ差振り切って2着を死守した。

 A.オブライエン厩舎のシユーニ産駒パディントンは、2馬身差で快勝した前走の愛2000ギニーに続き重賞2勝目。これで昨年1013日のデビュー2戦目から5連勝としている。

 英競馬メディア『attheraces.com』などは「(馬主)関係者たちがサセックス(ステークス)辺りか距離を延ばすか考えるよ。彼はトップマイラーのスピードを備えているけど、配合上はもっと距離ももつから、あらゆる選択肢がある。この馬に求めればマイルより長い距離もこなせるだろうと、ジョン(クールモアのマグナー氏)は私に言っているよ」というオブライエン師のコメントを報じている。

 なお、オブライエン師は1時間前に行われたコヴェントリーステークスを制し、M.スタウト調教師のロイヤルアスコット開催における最多勝利記録(82勝)に並んでいたが、この勝利により単独首位に立った。また、R.ムーア騎手も最終レースのハンデ戦と合わせて一気に3勝を追加。通算75勝としてL.デットーリ騎手の記録に1勝差まで迫った。