キングジョージから凱旋門賞へ直行のフクム、バローズ師はローテに自信
2023年09月23日 13:57
現地10月1日の仏G1凱旋門賞にフクムを送り出すO.バローズ調教師が、レースの展望を語った。英競馬メディア『racingpost.com』が報じている。
シーザスターズ産駒の6歳馬フクムは昨年6月のコロネーションカップでG1初制覇。故障明けで約11カ月ぶりのレースだった今年5月の英G3ブリガディアジェラードステークスでは無敗だった昨年の英ダービー馬デザートクラウンを破り、続く7月末の英G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスではウエストオーバーに競り勝った。
バローズ調教師はウエストオーバーを称賛しつつ、「あの3歳馬(無敗の仏ダービー馬エースインパクト)は何者にもなれるちょっとした怪物に見える」と2頭をライバル視。「だが凱旋門賞はひと味違うレースだ。フクムはキングジョージを制した古馬で、馬場も不問。死角はほとんどない」と自信を見せた。
また同師はキングジョージからの直行になるローテーションについても不安はないと断言。「彼がどんな馬かは分かっている。私がサー・マイケル(スタウト調教師)のもとにいた時、ワークフォースはキングジョージからぶっつけで凱旋門賞を勝った。不可能なことではないよ」と語っていた。