賭博関与で騎乗停止のベリー騎手、負傷で離脱のマクドナルド騎手とともに復帰へ

2023年09月27日 14:10

 今年1月に賭博関与の嫌疑により豪レーシング・ニューサウスウェールズ(RNSW)から長期の騎乗停止処分を受けたT.ベリー騎手が、現地27日の開催(ローズヒルガーデンズ競馬場)から実戦復帰する。

 ベリー騎手は大口の馬券購入者と関係し、見返りの報酬を受けていたとして1年に及ぶ騎乗停止処分を科されたが、その後の異議申し立てにより一部が免除され、騎乗停止期間は合計7カ月に短縮されていた。

 地元メディア『racenet.com.au』によると、ベリー騎手は騎乗停止中に体重が70kgまで増加したものの、毎日、パーソナルトレーナーの下で1時間の運動と12㎞のランニングを実施。この3カ月で14kgを減量して復帰にこぎつけたという。ベリー騎手は「今までで最もきつかった」「でも、体重を落とすのに時間をかけた。毎日、ハードにトレーニングして、10週間は調教に騎乗したのも効果があった」と体調万全をアピールしている。

 27日のベリー騎手は5鞍に騎乗予定。翌28日にもワイオング競馬場で騎乗し、30日のランドウィック開催ではG2プレミアステークスでモーリス産駒のマズに騎乗する。

 また、落馬負傷により戦線離脱していたJ.マクドナルド騎手も27日のローズヒルガーデンズ競馬場で復帰し、こちらは4鞍の騎乗を予定している。