ニュージーランドG1のJR&Nバーケットテレグラフ、伏兵マーキュリアルが接戦を制す
2024年01月14日 11:18
現地13日にニュージーランドのトレンサム競馬場で行われたG1JR&Nバーケットテレグラフ(芝1200m)は、好発から2番手につけた7番人気のマーキュリアルが、逃げ粘る4番人気エクスプレスユアセルフとの叩き合いを0.1馬身差で制した。
1番人気のボニーラスは逃げ馬の背後で3番手追走も、勝ち馬の外に持ち出された直線で差し届かずさらに0.3馬身差の3着まで。2番人気のドラゴリープは7着に敗れ、最低11番人気のリンカーンズクルツが序盤に落馬で競走を中止した。
マーキュリアルはS.マーシュ調教師が管理するバーガンディ(父リダウツチョイス)産駒の5歳セン馬でこれが重賞初制覇。昨季までは重賞に2回挑戦して着外だったが、今季は10月のG3で3着に食い込むと、元旦の前走もG1レイルウェイステークスで3着に好走していた。
ニュージーランド競馬公式サイトの『loveracing.nz』によると、マーキュリアルを勝利に導いた女性騎手のS.スプラットは2003年のテレグラフデー開催で落馬し、1年分の記憶を失うほどの重傷を頭部に負った過去がある。その後に復活を遂げ、このレースは2009年と2011年に続き3勝目とした。