好騎乗でKYダービー制覇のヘルナンデス騎手、「スポーツ界で最も長い2分間だった」
2024年05月06日 11:15
現地4日に行われた第150回ケンタッキーダービー(3歳、ダート10ハロン)は10番人気の伏兵ミスティックダンが三つ巴の接戦を制して決着。直線で最内を突いたB.ヘルナンデスJr.騎手の好騎乗が光った。
ヘルナンデス騎手は「第3コーナーで(逃げた)トラックファントムの外から2番手集団がかぶせていったため、(その直後の内側にいた)私には絶好のポケットがあった」とレースを回顧。「トラックファントムが(最終コーナーで)ほんの半歩ほど外に膨れたので内ラチ沿いを通り抜けることができた。少し接触したかもしれないが、それは問題ない。他の後続馬が疲れた先行勢の外を回らざるを得なかったので、少し彼らを離すことができた」と振り返った。
それでも並んで追い込んできたシエラレオーネ、フォーエバーヤングと首の上げ下げになったゴールでは、自分が勝ったかどうか完全には確信が持てなかったというヘルナンデス騎手。結果が確定するまでの時間を「スポーツ界で最も長い2分間だった」と語り、ケンタッキーダービーの代名詞でもある「スポーツ界で最も偉大な2分間」にかけて喜びをかみしめていた。