​ミスティックダンはプリークネスS出走未定、KYダービー上位勢が揃って不在も

2024年05月06日 11:50

 現地4日に行われた米クラシック初戦のG1ケンタッキーダービーを制したミスティックダンだが、K.マクピーク調教師は18日に行われるクラシック第2戦のG1プリークネスステークスへの出走については明言を避けた。

 米競馬メディア『bloodhorse.com』によるとマクピーク師はダービー制覇後のミスティックダンが疲れていたと語り、馬場での調教を再開する8日に二冠挑戦に踏み切るか判断するとのこと。「もししっかり準備ができないと思えば、(三冠目の)ベルモントステークスを待つだけだ」と語った。

 なおハナ差の2着だったシエラレオーネを管理するC.ブラウン調教師は「プリークネスSには行かないつもり」と明言。ベルモントSへ向けて調整する意向を示した。

 さらにハナ差の3着だったフォーエバーヤングと5着のテーオーパスワードの日本馬たちはプリークネスSには向かわずに帰国する予定。4着のキャッチングフリーダムもB.コックス調教師がプリークネスSは考えていないと語っており、6着のレジリエンスもW.モット調教師が将来的には短距離路線に向かうことを示唆している。

 昨年のプリークネスSでは、KYダービーから連戦したのは二冠制覇がかかっていたメイジのみだった。今年もKYダービー上位勢が軒並み不在のクラシック第2戦となりそうだ。