豪G1ストラドブロークH、ステフィマグネティカが巧みな立ち回りで重賞初制覇

2024年06月16日 08:59

 豪G1ストラドブロークハンデキャップ(3歳以上、芝1400m)が現地15日にイーグルファーム競馬場で18頭により争われ、後方4番手で中間点を通過した8番人気のステフィマグネティカが内ラチ沿いをすくって抜け出し、外から追い上げる4番人気ベラニポティナを振り切った(0.25馬身差)。

 15番枠のステフィマグネティカは発馬後すぐに後方に収まって折り合いに専念すると、経済コースをキープして直線に進入。17番枠から中団につけ、最終コーナーでは7、8頭分外を回らされたベラニポティナにコーナーワークで先んじると、直線では馬場の中央付近に舵を切ってベラニポティナの追撃を封じた。

 ベラニポティナの前で5番手追走の1番人気ヴィラーナは馬群の外を回って伸び切れず、さらに2.1馬身差の3着まで。2番人気のアンティノは12着に沈んだ。

 ステフィマグネティカはB.ベイカー調教師が管理するデインヒル系オールトゥーハード産駒の3歳牝馬。3月2日のG1サラウンドステークスで2着があったものの、これが6度目の挑戦で重賞初制覇となった。

 好騎乗でステフィマグネティカを勝利に導いた見習い騎手のZ.ロイドも初のG1制覇としている。