キーファーズ共有の良血2歳馬トリニティカレッジがゴールウェイ競馬場で12馬身差の圧勝

2024年09月12日 15:16

 アイルランドのゴールウェイ競馬場で10日、キーファーズ(松島正昭代表)がクールモアと共同所有する良血馬トリニティカレッジ(牡2、A・オブライエン、父ドバウィ)が初勝利を挙げた。

 1R(未勝利、芝1700メートル)に出走したトリニティカレッジはウェイン・ローダン騎手を背にハナを奪うと、直線で後続を突き放し、2着に12馬身差の圧勝。6月のデビュー戦は9着、8月の2戦目は4着に敗れていたが、ブリンカーを着用したこの日は走りが一変し、3戦目で待望の初勝利となった。

 同馬は父がドバウィ、母が19年に英愛の1000ギニーをダブル制覇しているハモーサ(父ガリレオ)という血統。アイリッシュレーシング電子版はエイダン・オブライエン厩舎の関係者のコメントを伝えており、「厩舎では高い能力を感じていましたが、ものすごく幼い馬で、今日はブリンカーを着けたら走ってくれました。来年は素晴らしい中距離馬になるでしょう」と評価されている。

 今後はクラシックへの登竜門として知られるベレスフォードS(G2、芝1600メートル、28日=カラ)やデューハーストS(G1、芝1400メートル、10月12日=ニューマーケット)、フューチュリティートロフィー(G1、芝1600メートル、10月26日=ドンカスター)などに登録があり、そのレース選択に注目が集まりそうだ。

出典:日刊スポーツ